2025年4月13日 (日) 2:52
筋肉は世界を救う
私の趣味の一つに、筋トレがある。 きっかけは、介護施設の防災訓練だった。 介護施設で防災訓練をした時に、 入居者さんと一緒に、避難の練習をしたのだが、 私の力では、高齢者を抱えて逃げられない。 職場の同僚に、後期高齢者の女性職員がいたのだが、 私が、高齢者を助ける方法を考えている時、彼女は、私にこう言った。 「あなたは未来ある若者で、ここにいる高齢者の余命は、長くても10年。 もしもの時は、高齢者を見捨てる勇気も必要だ。」 しかし、私は、高齢者を置いて、自分だけが逃げるような真似はしたくない。 みんな孫のように可愛がってくれて、 私の仕事を手伝ってくれたり、 昔の恋バナに花を咲かせることもある。 認知症だから、理不尽にキレられたり、殴られたりすることもあるが、 それは病気だから、仕方がない。 どんなに理不尽な目に遭っても、私にとっては、 孫のように可愛がってくれる爺さん婆さんだ。 そんな高齢者を置いて逃げたら、 一生、後悔することになるだろう。 みんなを守るには、人を抱えて逃げられるだけの体力と筋肉をつけなければならない。 そんなこんなで筋トレを始めたが、 筋トレのメリットは、想像以上に大きかった。 筋肉をつけるには、筋トレ以外にも、やらなければならないことがたくさんある。 一、適切な食生活、 一、良質で適切な量の睡眠。 つまり、健康を意識した生活が必須だ。 良質な睡眠をとるために、せんべい布団から、コアラマットレスに乗り換え、 筋肉をつけるために、タンパク質を優先的に摂取した。 すると、筋肉がつくよりも先に、肌の調子が良くなる。 筋トレといえば、プロテイン(タンパク質)だが、 タンパク質は、筋肉のみならず、 美しい肌や髪を作るために、必須の栄養素だ。 ゆえに、プロテインを日常的に使用しているボディビルダーは、肌が綺麗な人が多い。 私は、基礎化粧品の類いを使わないのだが、 運動をして、タンパク質を摂取していれば、 基礎化粧品を使わなくても、美肌を維持することができる。 体だけではない。 筋トレを始めたことで、自己肯定感が爆上がりし、 メンタルヘルスにも、良い影響を与えた。 筋トレは、分かりやすい形で、結果に出る。 それは、筋肉量の増加かもしれないし、 持ち上げられるオモリの重さかもしれない。 私は、肉体面で男性に劣っていることに、 コンプレックスを感じていた。 最近は、男女平等が叫ばれ、男性以上に稼ぐ女性も少なくはない。 しかし、女性の中には、同等の給与をもらっているのにも関わらず、 力仕事を男性に丸投げする人がいる。 身体的特性を考えると、致し方ないことではあるが、 同じ給与をもらっているのに、同じ仕事ができないのは悔しい。 しかし、筋トレによって、並みの男性以上の筋力を得ることができ、 力仕事も、それなりにこなせるようになった。 今の私は、女性が持つ美しさと、男性の持つ筋力の両方を持った最強の人間だ。 女を武器にして戦うことも、筋肉を武器して戦うこともできる。 コスパという観点でも、非常に優れている。 自重トレーニングなら、無料でできるし、 コンビニジムに通っても、月数千円程度だ。 月数千円で、心身ともに健康になれるのなら、安いものだと思う。 冒頭で、介護施設の防災訓練をきっかけに、 筋トレを始めたと書いたが、 消防士のYouTuberも、 最強の防災法は、体力や筋肉をつけることだと言っていた。 大きな地震の時は、消防士の数が足りなくなって、 民間人が、救助に参戦するような状況も想定される。 民間人でも、体力があれば、困っている人を助けられるかもしれない。 私は昔から、ヒロインよりも、ヒーローに憧れていた。 王子様に救われるのを待つ姫様ではなく、 ワンパンで、世界を救うヒーローになりたい。 今日も世界を救うために、自分の限界にチャレンジするぜ!