2025年1月24日 (金) 13:07
魔性のオカン
私は、母親のこと「オカン」っていうけど… オカンって関西弁やねんな。 関西弁って、全国レベルで普及してるから、 関西弁っていう自覚がないまま、喋ってることが多いのよね。 今日は、そんなオカンの話。 高校の友達のオカンに、すごいオカンがいる。 4人の子を育てたシングルマザーで、 私の友達は、上から3番目の女の子。 2人の兄と、妹という家族構成だ。 その友達は、趣味や好みは違うけど、 価値観が似てるから、居心地がいい。 私も彼女も、ビンボー出身なのに、 グレることなく、それなりの大人になったという意味では、似た者同士だ。 ビンボーでも、グレなかったのは、 「足るを知る」知性があるからだと思う。 お金がないのなら、お金がなくても、 楽しくなれる方法を考えればいい。 子供の頃は、お金がなければ、子は育たないと思ってたけど… 最低限、生きていけるだけのお金があれば、 子どもは育つ。 彼女のオカンは、ほんまに、すごい人でさ。 シングルマザーで、大変なはずなのに、 子どもが自立した後の再婚相手候補まで見つけちゃっててさ。 なんか、すごいオカンやなと思ってた。 シングルマザーで貧しいから、 服は、しまむらファッションやし、 化粧や髪型も、派手なわけじゃない。 かと言って、今流行りの美魔女って感じでもない。 例えるなら、安達祐実みたいな感じかな。 顔は似てないけど、雰囲気がめっちゃ似てる。 身長153cmと小柄で、笑顔が可愛すぎるのよ。 「天真爛漫」って言葉が、よく似合う女性だ。 私も、こんな風に歳を重ねたいなって思ったわ。 私が、初めて友達の家に遊びに行った時は、 「私より小さい子や!かわいい!」って言いながら、抱きついてきてさ。 以来、私は、オカンから、マスコットキャラみたいな扱いを受けてる。 …昔から、年長者に可愛がられやすいのよね。 別に、狙ってるわけじゃないけど、 それなりの常識人で、しっかりもので、 派手じゃないのに、地味でもなくて、 爽やかな感じが、年長者ウケするらしい。 いずれにせよ、自分を良い奴に魅せるテクニックだけは凄まじいから、世渡り上手ではあるよね。 天涯孤独でも、それなりに生き残れたのは、 心優しい大人が、私を助けてくれたから。 だから、私は、幸せもんやと思ってる。 友達のオカンも、私の魅力に誘われた大人のうちの1人らしい。 オカンは、可愛いと思ったら、 無造作に、抱きつく習性がある。 子どもが成人になっても、当たり前のようにハグをするらしい。 そのせいか、友達も、その兄弟も、情緒が安定してる。 だから、一緒にいて、ストレスがないのよ。 心が健康な子を育てるには、 ハグが必要なのかもしれないな。